育児休暇を一ヶ月取得して感じたこと
みなさまこんにちは。
この度第一子誕生を機に、育児休暇を取得したので、そのことについて纏めようと思います。
自己紹介としましては、私も妻も実家は遠方にあり、またコロナ禍という社会情勢も踏まえて里帰り出産することはなく、夫婦のみで出産に挑むことになりました。
私自身としては一ヶ月以上育児休暇を取得したい思いは強かったのですが、努めている会社や夫婦の経済的事情を鑑みて一ヶ月が妥当であろうと二人で話し合って決めました。
結論としては、私自身は育児休暇は父親として子育てに主体的に取り組むことのできる良い機会となりました。
しかしながら、取り組み方によっては夫婦間の溝を大きく広げてしまうことにもなりかねず、育児休暇を取ることの意義について、書き記していこうと考えた次第です。
時系列的に話を綴っていこうと思います。
先にも述べた通り、私達夫婦は里帰り出産をすることはせずに、二人で出産に挑むことを決めました。
妻は悪阻が酷く入院までには至りませんでしたが、医師から会社を休むように指導され、暫く静養することになりました。
→ここについては、いずれ記事を書こうと思います。
私の仕事は何も無ければ18時頃には家に帰ることができ、忙しい時には21時を過ぎるといった状態でしたが、会社の上司に相談しなるべく残業はしない(しないように仕事を終わらせる)ようにしていました。
会社には出産はこちらで臨むこと、育児休暇を取ることを事前に相談しており、会社側も好意的に受け止めてくださいました。
ここについては、普段から上司とも親密にコミュニケーションをとれていることもあり、特に嫌な顔をされるということはありませんでした。
(本当に助かりました)
しかしながら規模が大きい会社ではなかったので、さすがに長期間抜けるとなると業務が回らないというのは明らかでもありました。
会社側から期間の指定はなかったですが、自分たちの経済状況も鑑みて夫婦で期間について話し合いをしました。
この話し合いは相当の期間を要しました。
妻としては、できるだけ長く育児休暇を取得して育児に取り組んでほしい気持ちがありました。
ここについては、私も同じ気持ちであります。
一方で、子供が生まれることで今後の資金のことも考えなければなりません。
少なくともどちらかは仕事に復帰する必要がありました。
私達はお互いに一ヶ月程の時間をかけて話し合いに話し合いを重ねて、育児休暇を私は一ヶ月取得して仕事に復帰することに決めました。
当然のことですが、妻が復帰する選択肢もあったと思います。
妻も働いていましたので、妻には妻のキャリアがあるわけです。
簡単に決められる話では無いと思うので、じっくり時間をかけて話し合いました。
そして話は進んで育児休暇が始まりました。
妻が子供と無事産院を退院し家へと帰ってきます。
初めての子供ということもあって、知らないことだらけです。
ミルクの感覚は3時間毎と言いながら、そのとおりにはいかずに泣きわめく我が子を前にして慌てふためきました。
オムツを替えている途中にオシッコをされてシーツがビショビショになってしまったり、夜中に限って寝ぐずりしてしまったり、、、
子育てってこんなにもすることが多いのかと痛感しました。
作業点数だけでいえばそこまで多くはないですが、ミルクを上げてから子供を寝かしつけるまでには相当の時間がかかる場合もあり、ギャン泣きしてしまえば他のことなんか何もできません。
予定通りに進まないのが育児なのかと、当たり前のことなんでしょうが、ここでやっと痛感しました。
ここで感じたことは、我々男性が育児休暇を取る上で、下記の前提を踏まえないといけないということです。
まず、上にも書きましたが育児は予定通りにいかないということです。
仕事は自分が努力すれば基本的にはそれだけ効率的に進んでいきます。一方で育児は外部要因が大きすぎるのです。
(オムツ交換した直後にウンチをされることを防ぐ術はありません)
次に、少なくとも育児休暇中は男性がメインで家事育児をすべきということです。
育児休暇は休暇とありますが、我々のお休み期間ではないということですね。
私も過ちとして、育児休暇中に英語の勉強でもしようかなんて甘いことを考えていました。
→これは大きな過ち!
育児休暇でもなくても家事育児しろよという意見はごもっともですが、書き方の問題なのでご容赦ください。
まず、そもそも論ですが出産は命がけです。
産褥期に無理をしてしまっては、母親の身体のダメージの回復を妨げてしまいます。
最悪のケースでは命を落とすことだって考えられます。
→大げさではないですよ
育児休暇をとれたのであれば、妻と子供の命を守るためにも家事育児を率先して行い、家族を守るという気持ちが必要です。
この期間にどれだけ主体的に取り組めたかというのは自分自身の経験値としても重要ですが、妻からの評価にもかかわってきます。
私の妻は幸いなことに、私のこの期間の取り組みを評価してくれ、新生児訪問の際には保健師さんに夫の育児休暇に満足していると言ってくれました。
これはあくまで経験の一つの例でしかないので、参考になるかはわかりませんが、育児休暇は休暇ではないんだよということと、主体的に取り組もうということを書きました。
子供を育てるということは夫にも妻にも平等に義務を負うわけですね。
その義務の形は色々あるわけですが、こと育児休暇についてはこういう形がありますよという記事でした。
つい最近読んだ「取るだけ育休」の記事の内容に少し危機感を感じたので書いた次第です。